ふるよに全国反省というか記録

はじめに

この記事は2019/03/30に行われた第三回ふるよに全国大会 天音杯に関する記録である。

結果だけ先に書くとWWLWWの4-1であった。 ここでは予選での選出およびそこから本戦までの選出と心境の変化と本戦のマッチごとのレポートを書く。

予選

選出:薙忍

2幕から忍薙が好きで、s3で薙のbuffが入ったのもあり、手に馴染んだ感のあるものを持っていった。 何も知らない爪に鳶影圏域でリーサルしようとしたターンを強制終了させたりして遊んでいた。

本戦まで

予選は抜けたものの、薙忍では爪のリーサルはどうにかなっても中盤の風雷撃が結構痛い、天狗道でこちらのリーサルも取りづらいなどの問題が見えてきた。 そのため薙忍Xをボツにして新たな三柱を考えることになる。 メタがよくわからなかったのでTwitterから流れてくる情報をもとに考慮した点は3つ

  • 薙か忍を入れたい(宗教)
  • 環境に多そうな爪を見るために後ろステップがあるメガミを入れたい。
  • 環境に多そうな塵用に切札から火力が出したい。

という点である。

薙が1つ目と3つ目の条件をクリアしてくれていたので薙XYっぽい雰囲気となった。 そこで後ろステップ持ちメガミを考えると扇・傘・書・一応毒・騎あたりが候補に上がった。 また、切札から火力が出るメガミを考えると刀・傘・絆・爪・旗あたりかなあとなった。 この辺から取捨選択していくにあたって、まず傘が有力候補っぽかったが薙傘が信用しきれなかったので傘がボツ。 回してみた感じ書と騎の練度があまりにも全国に持っていけるものでなかったため書と騎もボツ。 遁術が中盤気軽に打つには不安がある札であり、残滓の絆毒も秘伝のタレループに対して無力なためボツ。 旗はs3はさんろさんとNORINORIやっててふるよにに本気でなさそうなのでボツ。 といった感じで残った候補が刀・扇・爪となった。

刀爪をそんなに信用してなかったのもあり、候補の三柱としては刀薙扇と薙扇爪が残ることになる。

この頃自分が本当にトコヨちゃん使ってコントロール回せるのかと悩みながら扇のカードプールを睨んでいたところ、梳流しを薙斬りだと思いこむことでこいつがビートダウンのメガミだということを理解できた。 相方の火力があれば雅打ちや千歳ノ鳥がいい感じに火力を出せる。

薙扇でも火力に寄せれば無窮千歳律弧+手札の火力で9フレア4~6点くらいのリーサルを狙え、序盤に梳流し薙斬りで2点、中盤で梳流しか薙斬りを合わせて1,2回当てれば10点足りる。 必要フレアが少ないため中盤後退してもリソースが足り、また、リーサルも無窮から入るため手札対応の考慮が最大1枚で良い。

ということで自分が理解できるビートダウン3つの組み合わせである刀薙扇を持っていくことにした。 刀薙扇のボトムは薙扇っぽいが薙扇爪のボトムは薙爪か薙扇っぽく、それなら底が高い方を持っていこうという思考もあった。 実際どうなのかよくわからん。

本戦

選出:刀薙扇

理由は前述の通りである。 刀薙のパワーが高く、刀扇と薙扇なら薙扇のほうが返しやすそうなので基本薙扇が返ってくるんだろうなという心構えで当日を迎えた。

当日は朝から冷水シャワーを浴びたり腹痛だったりサンシャインシティに着いたは良いがバスターミナルに向かってしまったり等のアクシデントに見舞われた。 こんなんで大丈夫か。

1回戦目

刀薙(扇)-戦書(薙) ○

戦書はおそらく判証結晶判証くらいしかやることがなく、オボロの付与は判証の弾として品質が低いので薙扇の火力寄せならなんとかなるやろという気持ちで薙BAN。 序盤で点とったら前行って2/1振りながらダスト枯らして、判証開いてオーラ減ったターンに切札火力叩き込めばどうにかなるやろーとか考えながら返ってきた組み合わせを見たらまさかの刀薙。 えっ流石に気炎受かってなくないですかということで適当に赤い札+気炎万丈積んで切札に浦波響共律動弧戟。

こちらのライフ5のターンに相手が引用振ってきたので手札の八方振りと気炎万丈を見せたところ諦めの表情。 再構成から気炎万丈、次ターン再構成からフルコンで勝ち。

2回戦目

刀薙(扇)-笛絡(爪) ○

ほう…クルルですか…よくわかりませんね…。 といった感じで、扇BANされたときに笛爪や絡爪あたりの風10が早い爪をぶち抜ける自信がなかったため爪をBAN。 思った以上に刀薙通常選択の様相を呈してくる。

笛絡硬いとは聞くが流石に気炎あればぶち抜けるやろということで気炎構築、切札は枢式で大技一発抜かれてももう一発打てるように響共月影律動弧戟。

実際やってみると相手はえれきてる増産、その程度のクロックならいいやとある程度点とったら前行ってダスト枯らしていたところ、中盤にこちらのフレア10で相手のフレアが4のターンが来る。 いんだどれでびが空いており、残りは久遠か枢式のどちらかしかなく、構築的に付与が足りなさそうだったので久遠やろと、適当に響鳴共振月影したらあっさりライフに通る。 その後こちらのライフが3,4点ほど減ってから気炎貼って律動弧戟やらなんやら振って勝ち。

3回戦目

薙扇(刀)-忍傘(古) ×

相手は前日のフリプ会で対戦したぺんたさん。 使った三柱も一緒だったが対戦開始時時点で何返して何返されたかが思い出せない。 クリンチ大好きマンだったのはなんとなく記憶にあったのと古忍返せるかの検証は一切してない三柱なのと古傘と忍傘なら忍傘のほうが見たことあった気がしたので忍傘を返す。 ぺんたさんのレポート曰く前日は古傘返していたらしい。

忍傘は中空みかはらとクリンチ両方あるが、八相にしてみると割と両方どうにかなりそうな雰囲気がしてきたのでそう組むことに。 ただしオボロは誘導を持っているので見切りは一切信用できない。

構築は

通常札:梳流し、雅打ち、石突、跳ね兎、詩舞、衝音晶、無音壁

切札:無窮ノ風、音無砕氷、久遠ノ花

中空なら相手の火力は音無砕氷再起でごまかして無窮で対応落として梳流しで点を取る。 クリンチなら衝音晶や詩舞あたりが仕事をする上、無窮音無あたりでダストも出るので窒息もし辛い。 ライフ差着いたら久遠構えて蓋して勝ちみたいなコントロールデッキになった。 薙扇はビートダウンのつもりで持ち込んだはずなのに…。

決闘は概ね想定通りに進んで行きましたが3週目のトップあたりで雅打ちを梳流しと見間違えるミスをやらかす。 離脱して無窮ノ風振って誘導落ちたの見て後退しようと手札を見たら梳流しが無い。 仕方がないのでしゃがんでエンド。 ここでライフ取れないのに無駄に無窮を振って1フレア、無窮再起が1回余計に必要になり1APの損失が発生し、これを最後まで引きずることになる。

ライフ5-3でオーラ0、無音2の状態で鋼糸が飛んできてうっかりオーラで受けそうになるもここで5フレア構えていないと詩舞が落ちているため相手が誘導を握っているとゆらりびが受からないことに気づく。 仕方ないのでライフで受けたところに鳶影影菱。 ここオーラすると1/2に音無吐いて久遠が消えてまたゆらりび受からないのでこれもライフ。 ライフ差を逆転されてしまう。 前述のミスがなければ5フレア構えられていたのでここの2,3点をもっと抑えられた。

ここで35分経過したためライフ差を取り返さなければならないが、無窮跳ね梳をもぐりこみでかわされたため久遠素打ちでライフが2-2までしか戻せず、その後判定負け。

わかりやすく自分のミスが原因で僅差で負けたため非常に悔しい試合となった。

ちなみに相手の最後の切札はくるりみでゆらりびは入ってなかったとこのとで非公開情報の扱いがうまいなとなった。 (最後ゆらりびの圧で鋼糸影菱がライフに通っているため。)

4回戦目

刀薙(扇)-薙銃(古) ○

銃返しとけば何返ってきてもどうにかなりそうな雰囲気。 相手も頭を抱えている。 とりあえず古銃よりは薙銃の方が見たことあったのでそう返したところ、古が返ってきた際の久遠を嫌がったのか扇がBANされて返ってきた。

足捌きと無音壁を使っていいと言われたのでそういう構築をする。 かなり気を抜いていたのでリーサルでないタイミングで響共月影してしまう。 返しでリーサルを仕掛けられ一瞬焦るが音無のおかげで1点足りず勝ち。

刀薙、パワー高いくせに硬い。 キャラ性能に救われたがプレイイングがガバだったので有利対面でも常に気を抜いてはいけないという教訓を得た(当たり前)。

5回戦目

刀薙(扇)-戦鎌(爪) ○

相変わらず天狗道が早い相手に刀薙でぶち抜けるのかの検討ができていなかったため爪BAN。 扇が返ってくるかどうかでかなり悩んだし相手も扇を返すかどうかで悩んでいたように見えた。 双掌繚乱のタイミングで返すメガミを間違いかけてゴチャッとなり、若干タイムオーバーしたが相手の許しを得てこのマッチ。 普通にダメと言われればダメなやつだったので本当に申し訳ない。

戦鎌に詳しいわけではないが中空ビートorテンポのメガミとウツロの組み合わせは刀薙みたいなやつに前に詰められて2/1をたくさん振られるとテンポが苦しくなるというのを身を持って知っているためそういう構築にする。 一閃が結局虚偽で消えるのでリーサルで役に立たたず、中盤テンポを取りたいなら居合でいいため一閃out、居合in。 あと圧気が割りづらく苦しそうに見えたのでin。 結晶は復活後に3/1振ればええやろの精神で月影落in。 浦月だと浦に虚偽合わせられたとき月影が4間合で誘導ケアを要求されて面倒なので響鳴共振in。 というわけで構築は

通常札:斬、柄打ち、居合、薙斬り、八方振り、石突、圧気

切札:浮舟宿、響鳴共振、月影落

決闘は鋼糸の圧を出しながら振られる手裏剣によって序盤ライフリードを取られるが浮舟と圧気のおかげでテンポを取れる。 終盤決死柄打ち振ったら虚偽が開き、手札の石突を振るのが面倒になってしまう。 柄打ちのbuffを乗せるアテはもとから存在しなかったのでそのまましゃがんでダスト拾ってエンド。 次の次のターンに手札が揃ったため響鳴共振月影から手札の攻撃を2,3枚使ってリーサル。

まとめ

結果としては4-1で上位賞入賞できたが、反省すべき点がある試合は多かった。 自分が持ち込む組み合わせが環境に多そうなメガミに対してどう振る舞うのかという検証が明らかに足りていなかったし、カードを見間違えるのはアホである。 また、刀・薙・扇を単体での練習はしたがこれらの組み合わせの練習は疎かだったのも反省点である。 強いて言うなら薙扇を回していた割に本番がほぼ刀薙通常選択状態だったのもまずい。 刀薙のスペックが高いため勝てていたが練習量は足りていなかった。

薙扇が多く返ってくるだろうという予想と反する結果になった理由としては

  • 爪が多く、爪からしたときに扇が重かった。
  • 環境に多そうな刀薙忍系に対し、刀忍絶対殺す構築がそれなりにあったが、刀忍がこの3柱の中になく、一番構造的に近いのが刀薙であった。
  • 扇を相手にするのが面倒。

が考えられる。(絶対他にもある) だからといって刀薙返すのもしんどそうに見えますが…。

とはいえ上位賞で初ユリナタロットが取れたのは嬉しかったし、自分のミスさえなければ割と良さげな三柱にも見えてきたのでこれからも頑張っていこうと思いました(小並感)。

ふるよには基本セットのカードだけで全国上位に入れるゲームだということが証明できたため、皆さんの布教のお手伝いになればと願っております。